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フリーキャッシュフローとは
フリーキャッシュフロー(FCF)は、企業が自由に使える現金を示す重要な指標です。
基本的な計算式
フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー – 設備投資額
これが最もシンプルで一般的な計算方法です。
より詳細な計算式
営業キャッシュフローから計算する場合:
FCF = 営業CF – 資本的支出(CAPEX)
または、当期純利益から計算する場合:
FCF = 当期純利益 + 減価償却費 – 運転資本の増加 – 設備投資
各項目の意味
- 営業キャッシュフロー:本業の事業活動で得た現金
- 設備投資(CAPEX):工場や設備などの固定資産への投資
- 減価償却費:現金支出を伴わない費用なので加算
- 運転資本の増加:売掛金や在庫の増加など、事業に必要な資金
なぜ重要か
フリーキャッシュフローは、企業が自由に使える現金を示します。この資金を使って、配当を支払ったり、借入金を返済したり、新規事業に投資したりできます。投資家が企業の真の収益力を見る際に重視する指標です。
株式会社インタートレード 2025年9月期の分析
計算結果
連結キャッシュ・フロー計算書から:
- 営業活動によるキャッシュ・フロー:△12百万円(支出)
- 投資活動によるキャッシュ・フロー:△252百万円(支出)
設備投資等の内訳:
- 有形固定資産の取得:△2,863千円
- 無形固定資産の取得:△889千円
- 設備投資合計:△3,752千円(約△4百万円)
フリーキャッシュフロー
FCF = △12百万円 – 4百万円 = △16百万円
前期との比較
| 項目 | 2024年9月期 | 2025年9月期 |
|---|---|---|
| 営業CF | +81百万円 | △12百万円 |
| 設備投資 | △24百万円 | △4百万円 |
| FCF | +57百万円 | △16百万円 |
分析のポイント
2025年9月期は営業活動が赤字となり、フリーキャッシュフローもマイナスになっています。主な要因は以下の通りです:
- 営業損失8百万円の計上
- 親会社株主に帰属する当期純損失145百万円
- 持分法による投資損失203百万円の影響
- 売上債権の増加58百万円
ただし、設備投資は前期の24百万円から4百万円へと大幅に抑制されており、資金繰りへの配慮が見られます。
会社概要
- 会社名:株式会社インタートレード
- コード番号:3747(東証上場)
- 決算期:2025年9月期
- 主な事業:金融ソリューション事業、ビジネスソリューション事業、ヘルスケア事業


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