chkconfigコマンド

 chkconfigコマンドは、サービス管理のためのコマンドです。サービスの自動起動の設定を行うことができます。

 サービスとは、バックグラウンドで起動するアプリケーションのことです。HTTPサーバやデータベースサーバなどがあります。

 OSの起動後に自動的に起動したいサービスはchkconfigを使えば設定できます。

 

chkconfigのマニュアル

man chkconfig

 

サービスへの追加・削除、サービスの一覧

# サービスの一覧に追加する。
chkconfig --add サービス名

# サービスの一覧から削除する。
chkconfig --del サービス名

# サービスの状態の一覧を見る
chkconfig --list

# あるサービスについての状態を見る
chkconfig --list サービス名

 

サービスの自動起動の設定

サービスの自動起動の設定はランレベルごとに設定します。ランレベルというのは、Linuxの概念で、カーネルがどのような状態であるかを表す用語です。0~6までのランレベルがあります。

# ランレベルの一覧
0 : シャットダウンに向かう状態
1 : シングルユーザモード
2 : 使用されない
3 : 標準的な状態
4 : 使用されない
5 : GUIでログインする状態
6 : 再起動に向かう状態

サービスの自動起動の設定

 

サービスの自動起動の設定は –level オプションで行います

# ランレベルを指定した自動起動の設定( 書式 )
chkconfig --leve ランレベル サービス名 onかoff

# ランレベルを指定した自動軌道の設定(サンプル)
# onにする場合
chkconfig --level 35 httpd on

# offにする場合
chkconfig --level 35 httpd off