プライバシーマークの入門セミナー

個人情報保護法の施行後、一般消費者が個人情報に対する関心や不安が大きくなっています。
一般消費者に対して、高いレベルで個人情報の保護に取り組んでいくこと、また取り組みを
示すことは、事業を行っていく上で必要なことだと改めて感じました。

ただ、最近の個人情報に対する注意深さは行き過ぎだと感じることもある。
納税や社会保障の情報を一元管理する共通番号制度(マイナンバー)を例にとってみても街頭インタビューで「個人情報の扱いが不安です。」と声をそろえて答える。メディアがデメリットを強調して報じることにも原因があると思うが、個人情報の漏洩が怖いといっている人の中にはFacebookで自分の個人情報を垂れ流している人もいる。ではなぜ個人情報を公開してFacebookを行うのか、デメリットよりもメリットが大きいからだ。共通番号制度においても同じことが言えるのではないか。一元管理するということは、漏洩したときのリスクも大きいがメリットとしては転居した場合、姓の変更などの手続きが楽になること、健康保険、年金の手続きに関しても一元的に管理できる。まじめに税金を納めている人にとっては、脱税の取り締り容易になる。また行政サービスの効率化で税金の使い道がより国民の求めるサービスに振り分けられるかもしれないし、減税になるかもしれない。

プライバシーマークから脱線しすぎましたが、個人情報扱い、捉え方をもう一度見直したほうがよいと思う。