RxJava（RxJava2）をはじめた

RxJavaのイメージ

RxJsは聞いたことある
Observableも聞いたことある
非同期処理がいい感じにかけそう
ストリームもきいたことあるけど（流れ、小川）

このくらいの知識から、とりあえず使ってみた。

RxJavaの基本クラス

Observable, Flowable, Single, Maybe, Completable
といったものがあるけど、とりあえずObservableを抑えておけばいい
他は、小慣れてきて使ったらよい

Observableからはitemが同期的 or 非同期で流れてくる（ストリーム）

Observable.fromIterable(List)[v1:Observable.from(List)]を使うと、Listの中身が1つずつ流れてくるObservableを作れる
map()やfilter()を始めとするOperatorを使うとストリームに流れてくるitemを加工できる
subscribe()で処理を開始（またはobserve開始）し、コールバックに順次itemが流れてくる
itemの到着を知らせるonNext()、ストリームの終了を伝えるonComplete()、エラー発生による終了を伝えるonError()がある
同期的に結果を得たい場合は、blockingGet()[v1:toBlocking()]を使用する
observeOn()にSchedulerを指定すると、subscribe()のコールバックを指定したスレッド（メインスレッドなど）で呼び出すことができる
キャンセルしたい場合はunsubscribe()する（と、適切に実装されたObservableではActivity/Fragmentがリークしない）

まずはリストの操作の概要

Cookpadは、リスト操作からRxJavaを導入したそう。既存のfor文をObservableで書き直してプルリクを送信することから始めたそう。

リスト操作の例

こんなリストがあったとする。今からusersリストからselfUserを見つけてリストで取得する

List<User> users = new ArrayList<User>();
users.add(new User(1, "foo"));
users.add(new User(2, "bar"));
users.add(new User(3, "baz"));
User selfUser = new User(2, "bar");

Java7

// Java 7
List<String> otherUserNames = new ArrayList<>();
for (User user : users) {
    if (user.id != selfUser.id) {
        otherUserNames.add(user.getName());
    }
}

Java8

// Java 8
List<String> otherUserNames = users.stream()
    .filter(user -> user.id != selfUser.id)
    .map(User::getName) // user -> user.getName() の短縮形、method referencesといいます
    .collect(Collectors.toList());

RxJava (v1)

// RxJava
List<String> otherUserNames = Observable.from(users)
    .filter(user -> user.id != selfUser.id)
    .map(User::getName)
    .toList().toBlocking().single(); // 全部Listにまとめ、同期処理するよう指定し、1つしかない結果(List)を取り出す

RxJava2

// RxJava2
List<String> otherUserNames = Observable.fromIterable(users)
    .filter(user -> user.id != selfUser.id)
    .map(User::getName)
    .toList().blockingGet(); // 全部Listにまとめ、同期処理するよう指定し、1つしかない結果(List)を取り出す