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注意点
MacでOpenMTPを使用してAndroidデバイスとデータ転送を行う場合、Google Driveなどのクラウドサービスが動作していると正常に機能しないことがあります。そのため、OpenMTPを利用する際は、以下の手順でGoogle Driveを停止する必要があります。
Google Driveの停止方法
- システム設定 → 一般 → ログイン項目からGoogle Drive.appを削除。
- ログアウト後に再ログインして停止を確認。
iCloud
- iCloudは問題なく動作する場合もあります。
- 再度Google Driveを利用する場合は、ログイン項目に再登録し、同様にログアウト・ログインしてください。
この手順を守ることで、MacとAndroid間のファイル転送がスムーズになります。
接続時の基本的な手順
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OpenMTPをインストール
- OpenMTP公式サイトから、使用しているMacのプロセッサ(Apple SiliconまたはIntel)に対応したバージョンをダウンロードし、アプリケーションフォルダにインストールします。
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USBケーブルで接続
- 高品質なUSBケーブルを使用し、Android端末とMacを接続します。スマートフォンの画面ロックを解除しておく必要があります。
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Android側の設定
- Android端末で通知バーから「USB接続用途」を選択し、「ファイル転送(MTP)」モードに設定します。
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OpenMTPの起動
- OpenMTPを起動すると、左ペインにMacのファイル、右ペインにAndroid端末のファイルが表示されます。認識されない場合は「Refresh」アイコンをクリックしてください。
注意点とトラブルシューティング
1. 他のアプリとの競合
- Google DriveやDropboxなどのクラウドサービスがバックグラウンドで動作していると、OpenMTPが正常に動作しない場合があります。これらのアプリを一時的に終了してください。
2. USBケーブルとポート
- 不良品や規格が合わないUSBケーブルでは接続が不安定になることがあります。別のケーブルやポートを試してください。
3. Android File Transferとの干渉
- Android File Transferがインストールされている場合、OpenMTPと競合する可能性があります。この場合はAndroid File Transferをアンインストールしてください。
4. Android端末の許可設定
- 一部のAndroid端末では、接続時に「このデバイスへのアクセスを許可しますか?」というダイアログが表示される場合があります。この許可を与える必要があります。
5. macOSバージョンの影響
- macOS VenturaやSonoma以降では、Android File Transferが正常に動作しないことが報告されています。OpenMTPはこれらの状況でも推奨される代替ツールです。
6. OpenMTP設定
- OpenMTPの「自動デバイス検出(USB Hotplug)」機能を有効化することで、接続がスムーズになる場合があります(設定メニューから有効化可能)。
その他のヒント
- ファイル転送速度や安定性を向上させるため、高速対応(USB 3.0以上)のケーブルを使用することがおすすめです。
- 大量または大容量ファイル転送時には、OpenMTPがAndroid File Transferよりも適しています。
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